怖い話をしよう。一話目「都内幹線道路で幽霊か妖怪が仕掛けるトラップ」
今夜は、道にまつわる怖い話2つです。
東京都の秋葉原駅や上野駅近くの話です。
主要幹線の国道一号線の裏道と言うか、抜け道として使っている場所が舞台。
裏道と言っていますが、片側2車線、右折路線が足されて3車線の場所もある広めの道です。
その頃の仕事の関係で、深夜に車で会社間を走る事が多く場所柄夜遅くでも人通りがありました。
酔っ払いもたくさんいて、横断歩道以外の場所で道を横切る人も多くいる状態です。

深夜の都内幹線道路
その日も、深夜ながら人影が車道を横切る姿がチラホラ見られました。
対向車も後続車もほとんど無い道を、にゃんと二人で車を走らせていると。
数人が手をつないで横一文字に連なって、車道を横断しているのが見えました。
私は、減速しながら車を一旦止めるか、そのまま様子を見ながら走行するか考えながら横断する人達を見ていたら・・・。
深夜なのでスピードを上げた対向車が、あっという間に近付いて来てのろのろと横断していた人達に突っ込んでしまいました。
あーーー。大量の人身事故目撃者になってしまったぁ!!と。思わず私が急ブレーキをかけたのに、轢き逃げ覚悟のノンブレーキで走り去る対向車。
唖然と対向車を見送っている私に、「どうしたの?」とのほほんと話しかけるにゃん。
あれ?と思い道を見ても誰もいない。血も何も無い。
あぁ、あれは生きてない人達だったのかぁ。だから対向車も、ノンブレーキなのか。
また、生きてる人と死んでる人の見分けがつかなかったのかぁ。と、自嘲的気分になった私でした。
それから、何度も車道を横切り、車に轢かれて?消される『生きていない人々』を目撃して。
この道には、集団で手をつないで車道を横切る何かのモノがいるんだなぁっと、私は、認識していました。
そんなある日の事。
深夜に車を走らせていた私達ですが、小雨が降っているからか、人も車も居ない夜でした。
のんびり走っていると、目の前に例の手をつないで一列になって車道を横断しようとする一団が見えました。
自分の車と相手の距離が近く、止まると急ブレーキになる!小雨の時は、スリップし易いし・・・。どうせ相手は、消えてしまうからこのまま突っ切ってしまおうかなぁ。
アクセルとブレーキどっちを踏むのか!!っと、迷う気持ちと裏腹に足は、ブレーキを踏んでいました。

雨振る夜の秋葉原
急ブレーキの切り裂く音が、夜の闇に響いた瞬間。
「悪いわるい、ごめんねぇ~。」
幽霊が喋ってるわぁ。珍しいねぇと、微笑んでしまった私に、にゃんが「あっぶっなぁ!轢いちゃうところだったね!!」
え?生きてる人達だったの?
え?でも、いつも轢かれてた生きてない人々と同じ姿だよね?
え?生きてたんだ?????
いつも轢かれてる生きてない人達に慣れて、生きてる人を轢いてしまうところだった!
生きてない人と言えども、やっぱり安全運転が大事ですね。
生きていなくても、形が違っても、命は、大切にしましょうと、勉強させてもらいました。